こんにちは、こうすけです。
2020年11月に県民共済住宅で建てた家が完成し、妻、娘、猫の4人で暮らしています。
家づくりのときにほとんどの人が借りる住宅ローン。
どこの銀行で借りるか迷いますよね。
県民共済住宅は他の会社と流れがちがうので、住宅ローンが少し面倒でした。
何がちがうかというと、家のプランが確定したあとに工事請負契約を結ぶことです。
他のハウスメーカーや工務店は、この会社で家を建てる、と決めたタイミングで工事請負契約を結びます。

住宅ローンの審査には工事請負契約書の写しが必要と書いてあります。
そのため土地を買って県民共済住宅で建てる人は、土地購入の段階で工事請負契約を結ぶことができないのに、住宅ローンの審査はどうすればいいんだ、という問題がでてきます。

土地を買って県民共済住宅で建てる人は、手続きに慣れている銀行を選ぶのがおすすめです。
そこで今回は、
- 土地を買って県民共済住宅で家を建てる人
- 住宅ローンであまり苦労したくない人
に向けて記事を書きました。
それでは、本編をご覧ください。
県民共済住宅で建てる人におすすめの銀行

県民共済住宅で建てる人には、今回ご紹介する埼玉りそな銀行と、武蔵野銀行、埼玉懸信用金庫(さいしん)がおすすめです。
理由は、県民共済住宅と提携している+地元の銀行だからです。
最初に書きましたが、県民共済住宅は他のハウスメーカーと流れが少しちがいます。
手続きをスムーズに進めるためには、慣れている銀行で住宅ローンを組むととても楽です。

なぜ手続き件数が多いのかわかるかというと、県民共済住宅のホームページにおすすめ銀行と書いてあるからです。
ホームページを見ると提携金融機関は11行あります。
ですが今年6月のコラムを見てみると、次のような文章がありました。
県民共済住宅には提携している金融機関がたくさんあります。
埼玉りそな銀行様、武蔵野銀行様、さいしん様、など・・・。
この3行が県民共済住宅にとってのおすすめ銀行であることがよくわかりますね。
地元銀行なので、ある意味当然の結果かもしれません。

次の項目では、もう一歩深く考えてみます。
特に大宮支店と熊谷支店がおすすめ
先ほど挙げた3つの銀行であれば問題ありませんが、それぞれの銀行の大宮支店と熊谷支店が特におすすめです。
理由は、県民共済住宅の支店と近いからです。
所が近いほうが手続き件数が多くなりやすいですよね。
そして実際、県民共済住宅で住宅ローンの相談をしたとき、
「埼玉りそな銀行さんにするなら、できれば大宮支店にしてください」とアドバイスを受けました。
同じ銀行でも、支店によっては手続きに慣れていないみたいです。
いま住んでいる場所や建築場所にもよると思いますが、可能であれば大宮支店と熊谷支店で申し込みましょう。

土地を買って県民共済住宅で建てる人は要注意

冒頭で書いたとおり、土地を買ってから建てる人は注意が必要です。
なぜなら、土地のローン審査のときに工事請負契約を結んでいないからです。
我が家は埼玉りそな銀行の前に楽天銀行に相談したのですが、断られました。

注意
2019年のことなので変わっているかもしれません。検討している方は楽天銀行に相談してみてください。
ですが埼玉りそな銀行では、もちろん問題ありませんでした。
工事請負契約書の代わりに、見積書を提出しました。
見積書は、希望の広さなどを県民共済住宅に伝えると、簡単に作ってもらえます。

県民共済住宅のホームページでも、次のように案内されています。
ひとつ注意点としては、県民共済住宅では、家のプランが完成したあとに、工事請負契約を結ばせていただいているため、土地の住宅ローンを申し込む際に「工事請負契約書」が必要書類になっているのでローンが組めない。と、勘違いされていらっしゃる方もいるようです。
たしかに、すべての金融機関で組めるかは分かりませんが、「工事請負契約書」に代わる「見積書」等を提出することで、たくさんのお客様が、住宅ローンをご利用されて、土地購入から県民共済住宅での家づくりを実現しています。
支払いは3回払い

県民共済住宅への支払いは、3回に分けて行います。
- 工事請負契約締結後
- 上棟後
- 引渡し
フラット35は一括実行なので、最初の2回はつなぎローンを使い、引渡しのときにフラット35の手続きをします。
フラット35以外の銀行ローンであれば、それぞれのタイミングで分割実行になるかなと思います。

司法書士は自分で頼んでもOK
不動産には登記が必要です。
家を建てるときに関係あるのは、上の3つです。
4つ目の所有権移転登記は、土地や中古の家を買うときに必要になる登記です。
- 建物表示(表題)登記
- 所有権保存登記
- 抵当権設定登記
- 所有権移転登記
この中で、建物表示登記は土地家屋調査士、それ以外は司法書士の仕事です。
土地家屋調査士は県民共済住宅から紹介されます。
司法書士は借りる銀行から紹介されることが多いですが、自分で探すこともできます。
注意
あなた自身で司法書士を探す場合は、事前に銀行と県民共済住宅へ確認しておきましょう。
住宅ローンは手続きのタイミングがタイトなので、銀行によっては断られるケースもあります。
余裕を持って早めに相談しましょう。
僕は銀行で働いている関係で司法書士の知り合いがいるので、その人にお願いしました。

さらに詳しく
一番安いのは自分で登記することなので、平日に時間がとれる方であれば、調べてみてもいいかもしれません。
埼玉りそな銀行は県民共済住宅との提携割引あり

最初に楽天銀行のフラット35を検討していたのは、融資事務手数料が1.1%だったからです。
それに対し、埼玉りそな銀行は1.87%でした。
楽天銀行には断られたし仕方ないかと埼玉りそな銀行に申し込んだところ、なんと埼玉りそな銀行には融資事務手数料の割引があるとのこと。
県民共済住宅で建てる人だと、1.87%から1.045%に割引となりました。

かなりびっくりです。
3,000万円の住宅ローンを組む場合だと、1.87%から1.045%に下がると25万円ほどお得です。

まとめ:県民共済住宅の住宅ローンは埼玉りそな銀行がおすすめ
手続きが楽で手数料も安いので、埼玉りそな銀行を選んでよかったです。

とはいえ、他の銀行との比較検討も必要です。
ネットで情報を集めてから絞ると楽ですよ。
- 住宅ローン比較と金利ランキング:比較サイト
- モゲチェック
:あなたが借りられる最も低い金利のローンを無料で探してくるサービス
最後に
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
住宅ローンは金利の安さだけではなく、手数料を含めた金額での検討が必要です。
それに加えて、手続きがスムーズにいくかも重要です。
県民共済住宅の手続きに慣れていない銀行だと余計な負担が増えてしまいます。

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それでは、家づくりを楽しんでください。