こんにちは、こうすけです。
2020年4月に県民共済住宅で契約し、現在建築中です。
間取りを考える際、玄関にシューズクロークを検討する方が多いのではないでしょうか。
我が家もシューズクロークありきで考えていましたが、間取りとうまく合わなかったので壁面収納を採用しました。
今回は、「シューズクロークは必要?」というテーマで、玄関収納について考察していきます。
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シューズクロークは必要?
まずはじめに、シューズクロークの定義を確認してみましょう。
出典:SUUMO住宅用語大辞典
シューズクロークとは、玄関に設けられる、靴を履いて入ることのできる収納のこと。「S.C.」とも略される。シューズ・イン・クロゼット(S.I.C)と呼ばれることも。一戸建てだけでなく、マンションなどでもみられるスペース。三和土(たたき)からの入り口があり、靴を収納できる棚や傘、ゴルフバッグ、ベビーカーなどを収納したり、ゴミの一時置き場や来客用のコート掛けとすることも。
シューズクロークは靴だけでなく、ゴルフバッグやベビーカーなど、様々な物を収納することができます。
それぞれの家庭によって置きたい物がちがうので、最初は玄関に置きたい物を整理してみると良いと思います。
玄関に置きたい物を整理する
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靴、スリッパ
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傘、レインコート
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アウター、マフラー、手袋、帽子
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ベビーカー 、子どもの外用おもちゃ
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ゴルフバッグ
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折り畳み自転車
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テントなどのアウトドア用品
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ガーデニンググッズ
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印鑑、鍵
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DIY用品
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防災用品
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新聞紙や段ボールなど
玄関に置けそうな物を列挙してみました。
この他にもあるかもしれませんが、まずは玄関に収納しておきたい物を整理してみましょう。
我が家の場合は次のような感じです。
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靴(ブーツ、長靴など)
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ベビーカー 、子どもの外用おもちゃ
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ゴルフバッグ
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折り畳み自転車2台
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防災用品
我が家はこの辺りをシューズクロークに収納しようと思っていましたが、シューズクロークのメリット・デメリット、間取りとの相性を考えたとき、シューズクロークは必要ないという結論になりました。
その結論に至った理由を説明していきたいと思います。
シューズクロークのメリット
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玄関がすっきり見える
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外で使う物を収納できる
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忘れ物を減らせる
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動線が短くなる
玄関がすっきり見える
下駄箱だけだと靴を収納しきれず、靴を出しっぱなしにしてしまいがちです。
靴や傘などをシューズクロークに収納すれば、すっきりとした玄関をキープできますね。
外で使う物を収納できる
外で使う物は、家の中に入れたくないですよね。
ベビーカーやゴルフバッグなど外で使う物はシューズクロークに収納しておくと清潔ですし、使い勝手も良さそうです。
忘れ物を減らせる
鍵や手袋、帽子などをシューズクロークに収納しておけば、出かけるときにすぐ取り出すことができます。
靴をはいた後に、「鍵持ってくるの忘れた」といったことを減らすことができます。
動線が短くなる
間取り次第となりますが、動線を短くできる可能性があります。
人気の間取りとしては、シューズクロークから洗面所やウォークインクローゼット、パントリーに直接行けるといったものがあります。
スムーズな動線であれば、手を洗ったり上着をしまうのが億劫にならないので、とても便利だと思います。
シューズクロークのデメリット
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玄関が狭くなる
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臭いがこもりやすい
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棚の列や高さ、幅を事前に決めておかないと、使いづらくなる
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動線が長くなる、扉が増える
玄関が狭くなる
個人的には、これが1番のデメリットかなと思っています。
シューズクロークや内玄関をつけると、その分玄関スペースが狭くなります。
家の顔である玄関スペースを広くとりたい、という方には不向きかもしれません。
我が家は玄関スペースを広くとりたかったので、シューズクロークは採用しませんでした。
臭いがこもりやすい
シューズクロークに扉をつけなかったり、棚に靴を置くようなタイプの場合、玄関全体に靴の臭いが充満する可能性があります。
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シューズクロークへの出入り口に扉をつける
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靴収納には、下駄箱のように扉をつける
などの対策が必要ではないかなと思います。
棚の列や高さ、幅を事前に決めておかないと、使いづらくなる
シューズクロークを採用する場合は、何を収納するか、歩くスペースは確保できているか検討する必要があります。
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棚を1列にするか2列にするか、L字タイプ、U字タイプにするか
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ゴルフバッグやベビーカーなど、高さがある物を収納できるか
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歩くスペースが何cm確保できているか
このようなことを考えておかないと、完成した後に使い勝手が悪かった、と後悔する可能性があります。
面倒だとは思いますが、事前にきちんと考えておきましょう。
動線が長くなる、扉が増える
シューズクロークの出入り口にそれぞれ扉をつけると、扉の開け閉めが2回必要になります。
また、シューズクローク(内玄関)を通ることで洗面所やリビング、自分の部屋に行きづらい間取りだと、シューズクロークは通らず表玄関を使ってしまう可能性もあります。
自分の生活に合った動線になっているか、シミュレーションをしておきましょう。
シューズクロークと間取りの相性を考える
シューズクロークを採用する場合は、上記メリット・デメリットを踏まえた上で、間取りとの相性が良いかどうかをよく考えておきましょう。
壁面収納もアリ
間取りによっては壁面収納もアリだと思います。
壁面収納のメリットは以下の通りです。
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収納量が多い
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出し入れしやすい
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玄関スペースを広く確保できる
シューズクロークは足を踏み入れて使うため、思ったより収納量を確保できない場合があります。
また、ベビーカーやゴルフバッグなどの大きな物は出し入れが大変なこともあります。
それらを解決し、さらに玄関スペースを広く確保できるのが壁面収納のメリットかなと思います。
逆にデメリットもあります。
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一面収納だと圧迫感がある
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内玄関は作れない
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洗面所やパントリーに直接行くといった動線上の工夫ができない
我が家は2Fリビングなので洗面所やパントリーに繋げることができませんし、広い玄関スペースを希望していました。
そのため、シューズクロークより壁面収納の方が良さそうと判断しました。
ウッドワンの扉を空中につける
我が家は県民共済住宅でウッドワンの扉を選定しています。
そのままウッドワンのクローゼット扉をつけようと思っていたのですが、1つ問題がありました。
ウッドワンは床にレールが必要なので、扉を空中につけられないと言われてしまったのです。
県民共済住宅からは、以下2つを提案されました。
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違うメーカーのシューズクローク用の扉にする
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壁面収納部分を20cm底上げし、高さを揃える
2番目の方法にしようかと思いましたが、ベビーカーなどを収納する際に持ち上げる必要があります。
また、フローリングが貼られるということなので、汚れが気になります。
そのため、他に方法がないかウッドワンのショールームで直接相談してみました。
そこで提案されたのが、3方枠下レール無しで、シューズインクローク用土間金具を使うという方法です。
これなら扉が空中に浮くため使い勝手は確保されますし、見た目も揃ってきれいです。
早速県民共済住宅に提案し、採用することになりました。
完全なオプションとなるため、扉の代金がそのまま掛かってしまいました。
57,500円だったので、安くないオプションです。
間取りを決める前に読むべき本
間取りはハウスメーカーが提案してくれますが、自分で考えることも多いと思います。
特に県民共済住宅はセルフビルドなので、自分で間取りを考える必要があります。
そこで今回は、我が家が参考にした本をご紹介させていただきます(Amazonのみで販売)。
1冊500円程ですので、お手軽に買える金額です。
また、kindle unlimited 読み放題に登録している方なら、どちらも無料で読むことができます。どこのハウスメーカーに依頼するか迷っている方、展示場回りを始めたばかりの方は、こちらの本もオススメです。
水害対策についても書いてあるので、とても参考になると思います。こちらも500円で、kindle unlimited 読み放題なら無料で読むことができます。また、かえるけんちく相談所では、プレミアム動画間取り診断も行っています。
79,800円と高く見えますが、いろいろな提案をしてもらえるので結果的に安かったなと思っています。
これから何十年も住む家なので、第三者に間取り診断してもらうのはとてもオススメです。
我が家も間取り診断をしてもらったので、改めて記事にしたいと思います。
最後に
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
間取りを考える際は、ウォークインクローゼットやシューズクロークありきで考えてしまうことがよくあると思います。
しかし、それぞれのご家庭の暮らし方や他の間取りとの兼ね合いを考えたとき、ウォークインクローゼットやシューズインクローゼットを採用することが必ずしも正解ではないことがあります。
まずは自分たちの暮らし方をしっかりと考え、それに合った間取りを考えていくと良いのではないかなと思います。
また、完成後のイメージについては【Web内覧会】玄関と玄関収納【withコロナ時代を考える】をご参考にしてください。
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参考【Web内覧会①】玄関と玄関収納【withコロナ時代を考える】
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